労使トラブル防止対策室

雇用情勢の悪化が続き、労使トラブルは年々増え続ける一方です。

起きてしまった労使トラブルや労働基準監督署の是正勧告には対応するしかありませんが、莫大な時間と労力を要することになります。結果として、従業員のモチベーションの低下や会社の経営意欲の減退に繋がってしまう悪循環となり、企業の成長を阻害する原因となってしまいます。

 

相談内容と就労状況

 

なお、平成21年度の上半期(4月~9月)の集計では、前年同期の比較で解雇相談が35%増、労働条件の引き下げが26%増、退職勧奨が13%増など厳しい雇用情勢による労使トラブルの深刻化が進んでいます。

 

労使トラブル未然防止対策の必要性

今後も増加が見込まれる労使トラブルでは、経済情勢の影響、従業員の意識の変化、個別の家庭環境、人間関係がもたらす感情など様々な原因があります。労使トラブルが発生することにより、会社と従業員の信頼関係が損なわれ、事業活動の妨げとなってしまう現在の労働環境の実態が社会問題化されております。経済情勢などの外的要因による会社の経営状況の変化だけでなく、従業員の働き方、情報収集による意識の変化などの職場内の問題に対応するには、会社の経営方針を労働環境へ具体化させていく必要がございます

 

 

就業規則の整備改善による労使トラブル防止策

採用条件と職場環境の実態の違いから生じる労使トラブルや不明確な職場環境ルールの中で働く従業員の方からの不満や訴えから生じる労使トラブルなどが急増しております。さらに、労使トラブルが発生した場合の会社規定の不備やあいまいな表現が問題を大きくしてしまうこともあります。明確な労働条件ルールを作成し、従業員へ会社の思いを伝えるため、また、問題社員が発生した場合に会社を守るための労使トラブル防止対策には、就業規則の整備・改善が必要です。

 

  • 労働条件ルールの不明確な現状を放置していませんか?
  • 会社の経営理念を明文化して、それに共感できる優秀な従業員を確保したいと思いませんか?
  • 従業員が安心して働くことができる会社の環境作りが組織の活性化によりモチベーションアップに繋がると思いませんか?
  • 問題社員が発生した場合の対応に事前のリスク対策が必要と思いませんか?

 

 

就業規則を改善するメリット

従業員への意識づけを行うことによるトラブル防止

労働条件を明確にし、従業員が安心して働くことができる職場環境を構築します。会社の経営方針を労働条件へ具体化させる組織づくりにより、従業員への意識付けを行い、労使トラブルの未然防止体制を整えます。

 

優秀な人材の確保

採用のミスマッチを減らすことで従業員の定着率が増します。採用コストを減少させ、人事教育や専門知識の訓練など計画的に人材育成が行えます。

 

助成金への対応

助成金の申請には、就業規則の添付が義務づけられていることが多く、就業規則の整備、改善を行うことで労働関係法令との適法性がはかられ、助成金申請がスムーズに行えます。

 

会社のイメージアップ

従業員の安心感によるモチベーションアップにより会社組織の活性化が行われ、業績アップ、対外的なイメージアップなど会社の成長へと繋がります。

 

 

当事務所のサービス内容

労務診断

当事務所の労務診断では、労働保険・社会保険関係諸法令のチェック項目を用いて現状分析を行います。その後、分析結果をもとに、職場環境における労働条件の問題点を明確にし、労使トラブルの未然防止体制を構築にするためのご提案サービスを行います。

 

経営理念の具体化

会社の経営ビジョンや方向性を人事労務管理に反映させるため、経営理念のヒアリングを行い、従業員へ対する具体的な意識づけを規定化致します。

 

専門知識による労働環境整備

労働条件の改善を行うためには、試用期間、労働時間、賃金、メンタルヘルス、セクハラ、懲戒処分、福利厚生、退職金など採用から退職までの一貫した環境整備をしなければなりません。当事務所では、専門知識と事例研究から会社独自の労働環境を確立させるための改善提案を致します。

 

顧問契約による就業規則運用サポート

顧問契約による継続的なご相談体制により、法改正の対応や業界での環境水準、労働行政の同行などの情報を提供し、見やすさ、分かりやすさを重視した就業規則の運用を安定させるサポートを行います。